月と狼

  • 作詞作曲:森田交一

心を巣くう 狼はまだ
鉛のような光放つ
繋いだ鎖 解き放てば
愚かな僕の罪重なる

返らぬ時間よ
たまゆらの幻見せて
叶うことのない
想い引き裂かれて

月と狼の誓いよ
果たされぬ想いだけ募るなら
かりそめに巡る季節の果てに
確かなものなんて無いのに

心を救う 月の光は
遠くゆらめき 蜃気楼のよう
記憶の欠片 消せないまま
心の鉛が 積み重なる

どれだけ償えば
罪は晴れるのか
貴方を想うことも
ただ待つことも許されはしない

驚天動地(きょうてんどうち)の奇跡よ今
降り注いで全てを返して
かりそめに巡る季節の果てに
確かなものなんて無いのに
今も『刹那の瞳』は消えない

心の闇晴れても
100年消えないこの胸の傷
悪夢誘う
忘れていた鎖にまた繋がれて

共に育んだ記憶でさえ
胸を締め付けていくだけ

月と狼の誓いよ
何一つ果たせないまま

驚天動地(きょうてんどうち)の奇跡よ今
降り注いで全てを返して

かりそめに巡る季節の果てに
確かなものなんて無いのに

もう戻らない日を馳せる